20151128

 

 

 

 

 

 

物事には、うまくいったこととうまくいかなかったことの両面があるのですが、
私達は、うまくいったことに目を向けるのが苦手です。

なぜか?

学校でも企業でも、うまくいっていないことを指摘されることが
圧倒的に多いからです。

うまくいっていることを見出せるとどんなよいことがあるのか?
についてお伝えします。

継続的に個別面談を行なっているクライアントの方に
電話相談で真っ先にお尋ねすることが2点。

「前回から今回にかけて何が起きてますか?」
「どんなことがうまくいってどんなことがうまくいってませんか?」
「まず、うまくいっていることから見ていきましょう」

そうすると、クライアントの方は、うまくいったことを見始めます。

「会議の進行を変えてみました。事前にレジメを作成した事がうまくいきました」

「通勤を自転車に変えたんですよ。そうすると爽快だし運動不足も解消されるし、 
通勤時間も短くなったしいいことだらけです」

「朝、人に起こしてもらうように頼むようになったんです。
そしたら早起きできるようになりました」

「メモを持ち歩いて、聴いたことはすぐにその場でメモするようにしました。
そうすると抜けがなくなりました」 

「他にもうまくいったことはありますか?」
と聴いているうちにどんどんうまくいったことが出てきます。

しかし、ある時点からうまくいったことを言うことに抵抗が出てきます。

クライアント「こんなにうまくいったことばかり言ってていいんでしょうか・・・」

私「いいですよ、続けて下さい」

クライアント「自分がうまくいった所を認めてしまうと、自信過剰になりそうで・・・」

私「OKです。うまくいったこととうまくいかなかったこと両方見るだけです」

さらに、見続けていくと、

クライアント「こんなにもうまくいったことがあるんですね。
そこまで見てませんでした。沢山見つかるものですね。嬉しいです」

私「いかに私たちが、普段からうまくいったことに目を向けていないかです。
うまくいかなかったことに関しては、発見する達人ですが(笑)」

クライアント「仕事に対して自信が湧いてきました」

私「素晴らしいですね」

このように私たちは、うまくいったことに目を向けるのが苦手です。

大抵、うまくいかなかったことを人に指摘されるので
うまくいかなかったことを見ることは得意ですが、
逆に、うまくいったことに対してはなかなか見れません。

ですので、うまくいったことに関してもしっかりと見る練習が必要です。
結果を出す人は、うまくいったことに関しても必ず振返りをしています。

一日の振返りをする時に、うまくいったこととうまくいっていないこと
両方観察するようにすると未来につながるものがたくさん発見出来ますよ!