スキーの選手として学んだこと。
家族と取り組んだこと。
受験を突破した事。

このことが、自分の経験となり、また自信につながりました。

2002年4月1日。一孝25歳。
初めての社会人生活です。
私の、社会人として始めての勤務先は、消防学校。

消防士になるためには、この学校を卒業しなければいけないんです。
いわば、研修です。半年間の。。。

入学した当日から、そこは何かが違っていました。
ある種の緊張感がありました。

そう、別世界に来たような感じでした。
教官の目が鋭い。

入学式の時は、なごやかな雰囲気がありました。
期待と不安が混じる消防学校の生活。
憧れの消防士。

そのなごやかな雰囲気は初日でなくなりました。

訓練が始まったその時から。
整列、敬礼、挨拶、規律、服装、清掃。

どれ1つ取っても、手を抜く所がありません。

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3日後には、皆、別人になっていました。
姿勢が変わりました。

立ち方が違う!

整列一つをとっても、頭の先から、つま先まで意識する。
手の指が離れてはいけない。足先の角度は、60度。
横の人との距離は一定。列がいがんではいけない。
さらに帽子の角度から、ベルトの位置から、靴が磨かれているかまで。

徹底した規律が求められる。

訓練の中で、印象に残ってる体験があります。
規律訓練の時のことです。

規律訓練というのは、小隊ごとに行進や、整列、敬礼を行ないます。
当時は4小隊、総勢99名の学生がいました。
長時間、整列をしていると、何かと咳が出たり、体が動いたりするものです。

しかし、一人一人の集中力が増し、小隊が一つになると、
誰も咳込まないし、動きません。
それほど、集中力が研ぎ澄まされた空間になります。

その空間がとても印象的でした。
それほど、集中力を要求される危険を伴う仕事です。

なにせ、が掛かっています。
向かうのは、災害現場です。

理屈だけでは、到底太刀打ちできません。 

体力・気力・忍耐力あらゆる感性が求められます。
学生も必死なら、教官も必死です。
消防士は、死んではいけない。

消防士が怪我をすれば、要救助者が1名増えます。
災害を一個余分に抱えることになります。

教官達は、体で、身をもって、これらの事を伝えてくれました。
消防の仕事は、チームワーク。信頼関係。

隊が結束した時に、1人では成し遂げられない成果を発揮します。

その土台の上に、訓練があります。
厳正な規律の中で、訓練は行なわれます。

ファイヤーファイターのスピリッツです。

消防人魂は今でも、私の中にあります。
それが、今の仕事につながっています。

消防学校の生活は、長いようで、短い6ヶ月間でした。
時には、ぶっ倒れ、時には、吐きました。
何度もくじけたけど、何度も仲間に支えられました。

今もなお、私を支えてくれた仲間や教官が、現場に出ています。
街の安全を守っています。
心から敬意を称します。

そして、みんなありがとう。

私は、違う道へ進みました。
けど、一緒に仕事が出来た事は、私の誇りです。

私は、違う形で地域を創ります。
みんなと再会する日を楽しみにしています。

消防学校で次々に結果を出したその理由とは?

消防学校で、取り組んだことがあります。
それは、チームビルディングです。
家族と取り組んだことが、きっと消防でも試せると思っていました。

幸い、年齢が高かったので班長になりました。
班長になった時から、決めたことがあります。
この班を、最強のチームにする。

実は、私、消防学校での目標が二つありました。
個人成績で、表彰される。
最強のチームにする。

チームを機能させるために、まず、ミッションを作成しました。
個人の意識を高めてもらうために、1人に一行割り当てて、書きました。

その時の、実例をお見せします。

16班 ミッション・ステートメント 

私たちは、全員が代表者である
私たちは、清潔第一!
私たちは、常に服装はよいか
私たちは、情報をみんなに伝える
私たちは、チームワークを大切にする

これを、部屋に貼っていました。
そして週に一回、必ず班会議を実施しました。

班会議を、週に一度やる意図は二つ。

ミーティングの場を反省会にしたくなかったので、
よいことも報告できる場を創りました。

そして、もう一つ。

各個人が代表であるという意識を向上させるためです。
このときは、班会議のリードを、順番で回しました。
つまり、誰もがリーダーになります。

こうして、問題が起こった時には、ミッションを持ち出し、
班がうまく機能しているかを話し合いました。

「最強のチームにする」という意図のために、取り組みました。

今、思えば班員は、よく私のやり方についてきてくれました。
こんな事をしている班はありませんでしたから。

16班は、みるみる結果を出し、その年の成績はナンバー1でした。
各大会で、優勝1回、準優勝2回。これまた、自分の自信になりました。

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(敬礼しているのが一孝です)

消防学校で、チームとして結果が出たんです。
さらに、よいことが起こりました。

個人としても成績上位で表彰されました。
意図したことが、意図どおりに現れた有意義な6ヶ月間でした。