sionaka

――個人コーチングを受けてみたいと思ったきっかけを教えていただけますか?

もともと、堺のコーチングセミナーに行かせて頂きまして。コーチング自身については、いろんな本を読んだりして面白いなと思ってました。で、まあ必然的にチラシが届いてですね。ちょうど日が空いていたので一度体験講座を受けてみようと思い参加したところ、本当に面白いなと、これは価値があるんではないかなと。自分の可能性を引き出してくれるような未知な部分がありました。

そこへ行かせていただいた時に駄田井さんと知り合って、で、コーチングのセミナーとは別に有志だけで集まってよりセンスを深めましょうという勉強会に参加しているときに、自分自身の復習であったりだとか予習の部分が出てきました。

今までは聞いていただけだったんですけど自分が使えるようになってきて、これは非常に面白いセンスだなと思ってさらにまたより深めたいなと思ったので依頼させてもらいました。

――コーチングの本を読んだことと、実際に体験されたことでは違いは感じられましたか?

違うことだらけですけどね。何でもそうですけど本で読んでも頭の中では、あ、と思うだけでそれをじゃあ実際に使うの?っていったら、まあ、使ってみても三日で終わったりだとかが、ほとんどだと思うんですね。

ただ知識としては頭に入れておいた方がいいのかなと思いますね。で、今でも例えば自分で実体験しててもその本を読み直して、あー、なるほどと思うこともあります。

昔でいう免許皆伝書みたいな、そういうのを読みながら実際に自分たちが技を試していって、なかなかできないところでつまずいて、またその皆伝書を読み直して何かヒントがあってそれが使えるようになる、みたいな。 そういう使い方がいいのかなって思います。

――個人コーチングをご依頼頂いた時に、解決したい問題や、具体的にこうなりたいという目標はありましたか?

具体的かどうかはわからないですけども、いつも僕は経営っていうのは始めてだし、今の時代難しいものだなって思っていて、結構、人からアドバイスを受けていたんですね。いろんな方からアドバイスを受けて、それを試したりとかこっちを試したりとかしていたんですけどなかなかうまくいかなかったんです。

「なぜうまくいかないのかな?」と思うと、聴いた人のそのままを自分がやっていたからだと思います。

「一体自分は何がしたいのだろう?」と自分自身に問いかけて問いかけてやってるんですけども、なかなかその答というのがうまく出てこない。そこを導くためにはやはり自分だけではなくてコーチングセンスを持ったコーチと一緒に話をすることによって自分の、こう、奥から出てくるような要望であったりだとか希望であったりだとか、わくわく感であったりだとか。そういうものが出てくるのではないかなと。

やりたいことはたくさんあるんだけれども自分の中で何を身につけたいかなと思った時に、コーチングがあれば、いろんな目的にたどり着くことができるのかなという風な思いはありましたね。

――数多くいるコーチの中で、私に依頼して頂いた理由は何だったんでしょう?

それは、まあ、なぜかっていえば
まあ、好きだからっていう…(2人爆笑)

――ありがとうございます!

…それが答えやと思うんですが、ただ、何ですかね?僕はセールスマンってあまり好きではないんです。いきなり物を売りにくるじゃないですか、で、それは欲しいけどあなたからは買いたくないって言うか。

やっぱりそういう思いもあったのでどちらかというと仲良くなって、友人関係であったりだとかそういう風なのもあって、塩中自身を知って頂いてそこから付き合いをして、あ、そういえばとか、あー、こんな人を紹介しますとか。そういう方が、商売というか、商いというのはうまくいくのかなって思うところがありました。

駄田井さんに関しては、まず僕はコーチだから、あなたを導いて行きますよ、みたいなところは一切なくですね。例えば、田植えに行くから行けへんとか、旅行あるよとか忘年会あるよとか、なんかいろんなところに誘ってもらって、人となりというか、まあ、この人に任せたら大丈夫かなっていうのと、僕の気持ちを一番分かってくれているコーチかなと。

コーチの中でも僕も一杯好きな人いてますけど、その人はすごい人なのかもわかりませんけれども、やっぱり僕を導いてくれる人っていうのはやっぱり僕自身を一番理解してくれている人が一番いいのかなと、そういう感覚ですね。

なぜ僕は、駄田井コーチを選んだのかっていうのは自分のことをよく分かってくれているというのも一つですが、やはり自分のこう、弱いところであったりとか人には言えないところであったりとか、そういうのを全部話しても大丈夫という、 それは動物的勘なんですけども、じゃあ他の人はどうなの?と言うと、それは話したことないから分からないですけども、 でも何かそういう安心感があります。

――コーチングを受けたことでどんな結果を作りましたか?

僕の中ではやはり、すべてのセミナーであったりとか、すべての部分を自分の中に吸収して、それでこう自分から発信していくときの、手法であったりとか技術 力、あとは相手の話を聞いたりするっていう自分の中での立ち位置とか、そういうものが、すごくいい結果になっているのかなと。

だからコーチングを学んで、こうやったっていうような、イコールでは結ばれないのかも分からないんですけども、いろんな所から学べるようなことを自分の感覚、感性として落しこんでもらえたのがこのコーチングかなという風に思っていますね。

――コーチングっていろんなセンスがありますけど、この辺がポイントだった!みたいなものってありますか?

僕がいつも思うのは、今の状況で自分にぴったりのセンスを導いてくれるのがコーチだと思ってるので、こういうことで悩んでいるからとか、今こういうふうに思っている、じゃあこのセンスはどうですか、みたいな感じでそこで与えてもらって。

今まではただ学んでて、どういう意味合いだったのかなっていうのは分かってたんだけれども、実際自分で使うことによって、こういうことやったんかとか、あ、こういう深みがあるんやとか、あ、これ使ったらこんだけすごく動くんやとかそういう実感があります。

やっぱりコーチをつけることが、僕の中ではすごく活かされてるのかな、と。

自分自身でこれを使おうとか、こっちの方がええなとか、そういうことってなかなか閃かないですし、偶然そういうコーチングの講義を聞きに行ってその時に、あ、これってすごいなと思ってやってみても、実際のこの現場というか実社会には通用しなかったりとかすることが多いのでいろんなことを学んだ中で、今こういうことで悩んでいるっていうことを相談できて、これが答えですよ。ではなくって、こういう手法であったりだとか、 こういう部分を使って自分と一緒に考えましょうという立ち位置にいてくれるのでこれは本当に僕はすごく有り難いかなと思いますね。

――塩中さんが今後、事業を通じて創っていきたいことは?

店舗数でいえば50店舗というのが現在トライニンの中にはあるのですが、三年後1,000店舗という目標を掲げているんですね。この目標に対しては、本当にいろんな部分のセンスが出てくるだろうし、いろいろな人のご協力が必要になると思うのですが、やはりなんにしろこう自分で負けない、1,000って!とか思うんじゃなくて1,000ぐらいみたいな感じで思いながらしようと思っていました。

実際こうなってくるとなかなかうまく進まないところがあって、くじけてはないんですけれども、思っていた数字がなかなか出てこないとか、指示はするけれど も動かないとか、何かそういうのがあるので、その辺りを自分だけで考えるのではなくって、みんなにコーチングセンスがあればすごく機能するのかなみたいな 感じがしていますね、

なのでより、こう、繊細なというか、シャープなというか、みんな一生懸命やってくれているのに何かつまずいてることがあったり、うまく解決できていないことであったりとか、そんな人たちからよく相談を受けたりするのでそこで止まるんではなくって、もっと進んで行ってそのパラダイムというか、自分の枠をどんどん破っていけるような人材育成、そういうことができれば結果として僕は1,000っていうところに到達できるかなっていう風な感じで思ってます。

今は本当にパラダイムチェンジを各院長であったりだとか、各スタッフ、各役員とともに一緒に成長していこうという風なスタンスはとっていますね。

――金額的な目標もあるんですか?

金額的な目標もありますね。今、現在では10億なのでこの二年後三年後には25億の売上げというふうな形で立ててます。この25億の売上げに対しても、内訳であったりだとか、かなり綿密に今計画を立てて動いています。

――数値目標に対するこだわりはあるんですか?

僕のこだわりは自分が鍼灸整骨院をしたときに、1日100人来てもらう院を作るというのをまず宣言したんですね。その時はみんなに笑われながら100人も来るわけないやんけみたいな感じで。

大阪市内で一生懸命5人6人でやってて、70人がやっとやった時代に僕は、泉佐野に、院を建てるんですけども、人通りなんか大阪市に比べれば1/10ぐらいの人通りの所で何が100人やねんみたいな感じで言われてました。その中で意識していたのは100人を意識していたかっていうよりも僕はもう全員が笑顔で帰ってもらえる院というのをすごく意識してました。

ただやはり、売上に関しても月500っていうのはすごく目標にしていたんですけど、その目標にしていたのが僕の師匠がですね、月500万円売り上げたら、 この業界では一人前やと、いう言葉を昼休みにちょっとだけ言われたので僕はその500万を達成しない限りこの師匠とは対等にしゃべれないと、いう風な感じ を強く思っていました。

――経営者の方の中には、数字にこだわってる人と、数字は後からついてくるっていう人がいますがそのあたりはどうですかね?

数字も大事やろうし、目的っていうのも大事やろうし、日々のその行動であったりだとか言動とか、そういったものも大事だろうし。ならじゃあ答えは何って?聞かれたら多分僕は、今ここっていうのをすごく大事にしてるのかなと。常に今ここがあって、で、目的、行きつくところはそこだというふうな感じに決めてて、今日はそこに行くために何をしようか、そんなことを常に考えているような感じですかね。

――コーチに対する要望ってありますか?

例えば僕がやっている鍼灸整骨院というのは技術が大事なんでうまいところに患者さんが来ます。もちろん宣伝の仕方であったりだとか、あとホームページの使い方であったりだとか、社会に認知してもらうことは必要なのかなとは思いますが、それを何かこう例えば技とかで釣るんではなくって、コーチングセンスを使ってコーチたちがやっていただいて、コーチングセンスを活用したからあれだけ人が集まったんだ よとか、こういうことが大切やから、僕らはここをほかの手法とかではなくて、コーチングセンスを使ってこういう形になったとか。

なんかそういう実際例があれば一番見ていてわかりやすいし、ああなるほど、さすがプロやな、という風な感じに思います。

僕もよくこんな感じで、ぱーっと話をしてて、ちょっと先生肩痛いんですけどって言われれば、ぱってさわった瞬間に何か顔つき変わったとかって言われるんですけど、自分の中ではあまりイメージがないんですけど、やっぱりそこに関してはプロなんで、それ以上のこともないし、それ以下のこともないと思います。

だから、みんなが元気になって、この世の中を良くしていきたいなと。

健康っていうのは大切ですよっていうのをアピールというか、やっていくだけなんでその技術力を磨くっていうのは僕らの中では当たり前のことです。うまい人がたくさんこのグループにいれば、それで、まあ言うたら、患者さんは寄って来てくれると、健康になってくれると、で、笑顔になってくれると、そういう風な感じに思ってます。

例えば、じゃあここにきてくださいよ、みたいな感じのことを僕が言って、社長がまずやって、こんなんですよって言って社長が下手やったら、たぶん来ないと思うんです。あんたマッサージ下手やん、じゃあ他の人はもっと下手やろみたいなところがあると思うので。ああ、この社長がやってるような所やったら行きたいなって思ってもらう。僕はそこを目指してます。

――今、お話されたこと以外にお伝えしたいことはありますか?

たぶん皆さんまあ、コアの部分で悩んでいるところがたぶん費用の面だと思うんですね。僕の中でもそうなんですけども、費用対効果とかいろんなことを考えてなかなかやっぱりこう、金銭部分、まあセミナーの費用であったりとかそういったものが 高かったりとかいうふうな部分はあるんでしょうけれども、例えば、ブランド品を買ったらそれで満足できるので、損したとか得したとかないと思うんですね。

100均でもそうやと思うんですけども、その値段なりのものっていうのがあると思います。けれども、これがセミナーであったりだとかセッションっていうのは僕の中では、費用以上のものをつかむのは自分だと思うんですね。目に見えないものを買ってるわけですから。

だから2万円買ったから2万円分取ろうとか、10万円出したから10万円分取り返そうとかそういうものではなくって、僕の中ではやはり払ってみて買ってみて、で、どう思うか、どう続けていくか、やと思います。あかんと思えばやめたらいいわけですし、それを何かいやいや続けていく方が僕は間違ってると思ってるので。

僕は何を買っているのかって言うと、やっぱり自分の成長のためであったりとか、不安を消し去るためであったりだとか、後はこのセンスを使ってスタッフにどう使っていくかとか。

あとはよりよくするためにどういうふうな使い方があるか?とか、そういったコアな部分を聞けずにたぶんお金を払っている人たちが多いと思うので、やっぱり そういう本当に欲しいものを突きつけるとか。実際、結果が出たときにはじめてこの買い物がよかったと思える部分があると思うのですね。

だから僕自身も、まあじゃあ来月からやめますっていったらやめられます。ただこの三年間通してこの1,000店舗っていう目標のためにこのコーチングセンスを使いながら三年間続けて行った時に、それが手に入れば僕の中ではすご くいいことだと思いますし、手に入らなければすごく残念なことだと思うんですが、その辺の部分でコーチの責任にするわけではなくって、そこにいくためにこ んだけしてるんやから、自分がどれだけセンスを磨いて本音でしゃべってここまで持って来てほしいとか、これお願いしたいんやと言えて当然なのかなって思う。

だからこういう費用が発生してるのかなと思うのでそのへんの部分をやっぱり皆さんが分かっていただければ、んー、すごく、こう、良いものになるのかなと。

だから割とこう、どう言ったらいいのかな、わかりやすく言えば食べ物を買う、コーチングというのは、例えば、苦瓜をですね、スーパーで苦瓜を買うのではなくて、苦瓜の種を買うみたいなイメージだと思うんですね。

その種を買って自分が植えてどう育てるか、じゃあ多分、えー、いろんな世話も済ませなあかんし、水やりもせなあかんし、毎日毎日見なければいけないってい う、何かこう、いろんな手間であったりとか、部分はあるのかもしれないですけども、スーパーで買う苦瓜よりも、美味しかったりだとかたくさん出来たりだと か、僕はそういう風なイメージがあります。

このコーチングっていうのはすごく種を買ってるような、どんないい種を買うかっていう、そんな種をどう自分たちで育てていくか、だから今僕の感覚では自分の中には種 を買って双葉ができて、で、ツルが上に伸びて行って、で、こうまだつぼみにはいってないですけども、まあそういうイメージがあるんですよね。

だからその辺の部分をコーチと一緒に花を咲かせて実がなって、じゃまた来年植えるための種をまたとろうみたいな、そういう感じがあれば非常にいい部分だと思いますけどね、うん、そう思います。

――コーチングを受けてみたいけれど迷っているという人に伝えられるメッセージはありますか?

迷っている方っていうのは、たぶん僕はなにかあると思うんですよね。自分の中で決めたらいいと思うんですよ。人間って、迷っているときは成長しているときですし、すごくいいことだとは思うんですが、どれだけ早くその迷いを断ち切るかっていうことが非常に大切なのかなと。

まず行くか行かないかを決めるっていうのも一つだし、何に対して迷ってるのかっていうのも大事かもわからないですけども、興味があるんやったら、体験講座 であったりだとか、直接そこに電話してみるとか、いろんな講座があると思うのでとにかくそこに行ってみて判断するというのも一つでしょうし。

迷いがあるっていうことは何かが引っ掛かってること。どうしようかなと思っている間に時間が過ぎて行くのは、あまり役に立たない迷いなのかなと思います。

いらんって決めても行かないって決めても自分に必要であれば一年後でも二年後でもたぶんまた引き寄せられてきます。例えば、お金で迷ってて、今10万円払われへんなと、じゃあそれ10万円貯めてまで受けたいのか?今は10万円ないから、もう今はあきらめようか?とか、10万円使うんやったら他のたとえばブランド品買おうとか、まあ、そんな感覚で行けたらいいんじゃないかなと思うので、何も迷うことはないのかなと。

そこに事実、引き寄せられて今自分が迷っているという事実だけを見れば問題というのは解決するのかなと。

だからコーチングが良いから来なさいと言われてもたぶん嫌な人は来ないでしょうし、行きたいんやけど行けないというのであれば体験コースとかあると思うの でいっぺん体験してから、これはいいなぁとか、あ、これちょっと自分に合わへんなとかあると思うので、そういう判断をまずはして、悩んでいることは解決し た方が自分の生活のためにもいいのかなっていう風には思いますね。

――他に伝えたいことはありますか?

いろんなセミナーでA級であったりだとかB級とか何かランクがあって、どんどんどんどん自分を成長させて行って上へ上へ登って行くっていうイメージがたぶ んあると思うんですが、このコーチングっていうのは上へ登るっていうイメージではなくて、なんかどんどんどんどん広がっていくっていうか、なんかそういう イメージがあります。

もちろん上へ登って行くセミナーも僕は受けているので、それも大事だと思うんですけども両方があればすごく視野も広がるし、上へも登って行けるし、いろん な人から注目も浴びますし、いろんな人が助けてくれるし、で、いろんな感覚になるし、考え方になるし、そういうのがやっぱり、ま、生きていて必要なのかな と。

うん、だからいろんな技術を持っていろんな手法をもっていろんな力を持ってどんどんどんどんやってく。

感性っていうか、感覚っていうのを身につけるためには、このコーチングっていうのはすごく僕の中では役に立っているので経営者には必要なのかなと思いますね。

――長時間のインタビューへのご協力ありがとうございました。